合掌造り家屋は、江戸中期から昭和初期まで白川村から富山県の五箇山地区にかけて建てられました。古い建物で築300年と言われています。
しかし、昭和30年代から白川村全般に合掌造り家屋が減っていき、比較的遅くまで残っていた荻町集落も昭和40年(1965)頃からその兆しが濃くなってきました。
こうした中、「祖先の遺産である貴重な合掌家屋を保存したい」という地域住民の意識の高まりが運動となって、昭和46年(1971)には、地域の資源を「売らない」「貸さない」「壊さない」 という3原則を中心とした『白川郷荻町集落の自然環境を守る会』を、全住民の総意で発足し保存活動を展開しました。
この保存活動が認められ、昭和51年には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、平成7年に世界遺産に登録されました。
平成9年には、『(財)世界遺産白川郷合掌造り保存財団』を設立し、集落内の景観保存活動を行っています。